インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
これをどうしても
ひかりに食べさせたくて



絶対、
これやば~い、
っていうね……





ちがうか…





とっても美味しいです~
だね……



だってさぁ、
どんな家庭環境だろうと、あたしにとって、
ひかりはいつだって
いいとこの
お嬢さま~ってかんじなんだもん。



そのイメージは
いまもまったく変わってない


とそのとき、
目の前の銀行から、
たけるが出てきた。



これにはびっくり!



「たけるさ~ん」



「……」



だけど
振り返らないなんですけど……


ちょっと~……


お~い……



もしかして人違い……


う~にゃ、
絶対たけるだ!




「たけるさん!」



そういうと
その足が止まり、
やっと振り返ってくれた。



やっぱり、たけるじゃん。



「やぁ、ひさしぶり」



「やぁじゃないですよ~、まったくメールも電話もくれないんだから~」
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