インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~

第4章/第3節  愛は孤独

人の恋愛に
口出しやがって……



大きなお世話だっての……



なにが
お似合いですよだ、
ほっとけっての……



たぶん、
たけるとのことをいわれたのがひっかかってる。



うまくいってれば
べつにどうもしないけど、



そうじゃないから
カチンときた



基本、
あたしはまだガキ。



はい、
そうですかと、
大人のようには
笑って聞き流せない



だから……



それから
ひかりからメールが来ても返さなかった



なんか
めんどくさ



しばらくして
電話もかかってきたけど



シカト。



ついでに
バスの時間もずらした



そこまで徹底することはないとは思ったけど



一度避けはじめたら、
それが止まらなくなった



あいつ、
かなり煩わしいよね。



てか、ちょ~うざっ!

そうなると、
ひかりの言動だけでなく、
その存在自体が
疎ましく思えはじめた
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