私だけの金髪王子様は二重人格
 
「色々とごめんね!」



「色々?」



「あっ!いや、たくさん迷惑かけたからさ!」


ぎゅっ!
「ぐえ!!」
またあみかがいきなり抱きついてきた。



「あぁ~やっぱりかわいい☆夢虹くらいかわ
いかったら、相楽様も好きになるかもな~」




「そんなことあるわけないじゃん!」


今日めっちゃ酷いこといわれたのに好きにな
るわけないでしょ!



「そんなのわかんないじゃん!入学式で会え
るといいよね!
夢虹もそう思わない?」




「・・・・・・そ、そうだね」


心のなかで会いたく無いと思っている私の隣
には、すごく上機嫌のあみかがいた。

< 12 / 390 >

この作品をシェア

pagetop