私だけの金髪王子様は二重人格
「色々とごめんね!」
「色々?」
「あっ!いや、たくさん迷惑かけたからさ!」
ぎゅっ!
「ぐえ!!」
またあみかがいきなり抱きついてきた。
「あぁ~やっぱりかわいい☆夢虹くらいかわ
いかったら、相楽様も好きになるかもな~」
「そんなことあるわけないじゃん!」
今日めっちゃ酷いこといわれたのに好きにな
るわけないでしょ!
「そんなのわかんないじゃん!入学式で会え
るといいよね!
夢虹もそう思わない?」
「・・・・・・そ、そうだね」
心のなかで会いたく無いと思っている私の隣
には、すごく上機嫌のあみかがいた。