私だけの金髪王子様は二重人格
【相楽side】


「スースー。」


俺の隣で静かに寝息をたてるのは、
俺だけのお姫様。



夢虹・・・。


疲れたのか・・?ずっと泣いてたもん
な。


俺のために、

「相楽・・シよ?」なんて言ったんだろ?


ホントは、我慢の限界。


けど、夢虹のためなら・・・待ってる。


俺を、

一番に考えてくれる夢虹が好きだ。



もちろん、泣き虫なところもな?
俺のためなんかに

泣いてくれるんだ。



「相楽・・・」


起きちゃったのか?

「スースー。」


寝言ってなんでだよ。
けど、俺の夢見てるなんて・・嬉しすぎ。


どんだけ、笑顔で寝てんだ?


可愛すぎ。


俺は、ずっと・・・夢虹の笑顔が好きだった
んだ・・・。


これからも、俺の横で笑っててくれよ?



そして・・・俺のお姫様に・・・



「チュっ」


優しく、永遠の誓いのキスをした。



【完】
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