告白[短編集]
「ふーん、なるほどねー。」

なんだ、つっこみ担当が笑顔だ。



「ちょっと綾、ここ立って。」


「え、なに?」


「いいから、いいから。」


つっこみ担当が、なんかやりだした。


田代を無理矢理引っ張り、俺の前に立たせる。


なんだ?


「立川くん、手を横に広げて。」


「はぁ?」


なにが始まるんだ。


「いいから早く。」


なんだよ?


あー、面倒臭い。


面倒臭いから、言う通りにして、早く終わらせよう。

俺は言う通り、手を横に広げた。




「「「せーの。」」」


三人トリオの掛け声。


えっ、後ろから聞こえる。

ボケ担当二人がいつの間にか俺の後ろにいた。


「「「はい。」」」



ードンー


突然背中を押された。
< 26 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop