シュガー◇*゚+
――――…
「莠馬くん、来たよ♪」
「……。」
無視……?
「莠馬くん……?」
「……無理して来なくていい。」
え………?
「無理してなんかないよ?来たいから来てるの。」
「……彼氏居るんだろ?」
なんで………?
もう別れたのに……
「彼氏はいないよ?私には莠馬くんだけだよ。」
「昨日、和也って言う奴が来た。…莢華の彼氏だって言ってた。」
和也………?
なんで和也が知ってるの?
莠馬くんがこの病院に居ること……
「……その人のこと信じるの?私の事は信じてくれないの?」
「……ああ。」
酷い……………
莠馬くんにだけは信じて欲しかったよ………
「……これ食べてね。」
作ってきた料理を莠馬くんに手渡し、涙が溢れるのを奥歯を噛み締めて堪える。
「……ばいばい」
涙が溢れ落ちる前に病室を後にした。