*PRECIOUS DAYS*
「……てか、保健て、今回誰がテスト作んの?」

気になって、私がそう聞いた。

「え〜?分からんけど……、多分竹田さんちゃう?」

……マジで?

それなら、私かなり頑張れそう。
全身に、力がみなぎってきた。

「ホンマに、竹田先生なんかな!?
……ていうか、せやったらえぇなぁ」

「えぇ?
……何、あずさそんなにあの先生好きなん?」

「……え」

私は、それ以上何も言えなかった。
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