Love songを君に





みんながワイワイガヤガヤ賑やかに打ち上げを楽しんでいた中で…





他のバンドのメンバー達がオレ達のところに来て挨拶を交わし誉めてくれたり感動したことを話していた
『今日はBlack Rose最高だったよ!』





『ありがとうございます』
そんなに誉められると拓郎は調子に乗るんじゃないかと心配をしていたが…珍しく謙虚に受け止めている





オレ達は本当に気持ちよく楽しく飲んでいたけれど…




いつの間にか龍二達のバンドがいなくなっていたことに…
『なぁー拓郎!永吉いなくなったの見たか?』





『あっ?見てねぇー!あいつら帰ったのか…?』





『オレもいついなくなったか知らないけど…さっきから席にいないぞ!』





『何も言わないで帰ったのかあいつら!本当にムカつく〜』
兄の亮介さんにも…オーナーにも挨拶をしないで帰ったみたいだ





信じられない行動にオレもイラつきさえ感じていた





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