Love songを君に
『何をそんなに怒ってるのよ?』
『煩いやつだなぁ…』
オレの頭の中にはさっき雪奈に言われた美咲の言葉がイライラさせていた
『私が……悪いんだわ』
と下を向きながら小声で言う雪奈
オレは雪奈を見て
『雪奈ちゃん……』
呼び声に雪奈は顔を上げた
『……和哉さん』
見つめ合う2人
『付き合おう…』
自分でも…よくわからなかった
雪奈のことなんか意識したこともないのに、美咲に対する反発なのか酔った勢いなのか……
冷静さを失ったオレの行動はその場所にいたみんなを驚かせた
『はぁ?いつの間にそんな関係になってるんだよ!』
拓郎が聞いてくる
『ごめん…私もう家帰るね!』
美咲はそう言って店から出て行った
『美咲さん…送っていきますよ』
と龍二が美咲を追いかけて行った