不器用男子
「センセー!!」

「あらぁ~、大塚君!! どうしたの?」

「ひなみちゃんがおかしいの。」

「秋谷さん? 大丈夫かしら? まぁ、保健室で預かっておくから…山崎君呼んできてくれる?」

「山崎って山崎先輩!?」

「えっ、えぇ。 あぁ…そうね。木下君でもいいわ。」

「千隼ですか?」

「ええそうよ?」



 2人の会話が聞こえる。


 凌君?

 千隼?


 どうして2人の名前が出ているの?

 どうして先生私と仲がいいって知ってるの?


 それからすぐにベッドに寝かされた。

「秋谷さん。 熱測りましょうか!」

 先生が体温計を持ってきた。


「熱なんてないですよ…。」

 もう熱なんて出したくないし。

「まぁ、まぁそう言わずに」



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