花を愛すように君を愛そう。
前の「奥さん」ねえ。
今思うとあいつらは奥さんなんかじゃなかった。
偶然出ていたパーティーにあいつらはいた。
俺に惚れただなんだといって、付きまとうようになった。
・・・いつの間にか、母親まで巻き込んで。
婚姻届を捏造されていた。
あっちは結婚さえしてしまえば俺がやさしくしてくれると勘違いしていたらしい。
けれども俺の気持ちは変わらない。
冷たいままの俺に、また勝手に傷ついて離婚していく。
それが二人の共通の行動だった。
俺は正直外見なんかに興味は無い。
心はそんなことだけでは動かない。
動くとすれば、
あの儚げな少女のためにだけ。