珍・かぐや姫
珍・かぐや姫 後編
帝:お金はたくさんあげるさかい、おじさんと一緒に来ぃひんか!?(おのれは怪しいおじさんかっ!!)
てっぺんハゲ:だ、誰よ!?この欲情むきだしのおっさんは・・・でも・・・おじい様とおば様に知らないおじさんに付いて行っちゃ行けないって言われてますわ・・・
帝:それは、あるかもしれまへんなぁ・・・でも、だから、こう二人で親密になることで・・・二人のことをよく知りまひょ〜っ
ジーさん:あんたはちょっと黙っとけっ!!話は変わるが、かぐやや・・・お前はこのところ、毎晩、月を見てはため息をついとるが、どうかしたのか!?
バーさん:ジーさんや。そんなこともわからんのか!?今、かぐやは食べ盛りじゃ。あのお月様がオムライスに見えて、手が届きそうで届かないので、嘆いておるのじゃ
てっぺんハゲ:おばあ様と一緒にしないで実は私は、月の都の住人なのです。明日・・・8月15日には月へ行かなくてはなりません・・・
ジーさん:月へ!?成長が早いんで、人間じゃないとは思おておったが・・・月へ行くとなると・・・そなた妖怪か!?その頭からするに・・・もしやカッパじゃな!?
てっぺんハゲ:この頭はあんたがしたんだろうがァーっ!!
帝:それなら、わしに任せていただきまひょっ!!月からの迎えなど追い返してやりますわい
バーさん:そうじゃの・・・わしらもずっとかぐやと一緒にいたいからのう

翌日の夜に向けて、帝は部下とともに万全の迎撃体制を整えたのであった・・・
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