恋愛初心者
香野さんが保健室の机に
伏せながら寝ている
「香野さんっ」
「っん…」
起こそうと思って、
背中に触れた瞬間
なんか体が熱くなった
なんかおかしい、俺…
「…ん、だれ……!」
あ、起きた
「吉見くん!」
キュッ
なんだ、今の
心臓がきゅっと鳴った気がした
「びっくり…また、怪我?」
「ああ、うん。ごめん
起こしちゃって」
「いや全然…てか、あたし
恥ずかし」
ちょっと顔を赤らめて、
うつむきながら笑う香野さんを
見て、俺も熱くなるのが感じた
俺絶対変だ…
「傷洗って、そこ座ってね」
香野さんが俺の傷に
ガーゼを貼る
あ、髪撥ねてる…
さっきの寝癖か?
気付いたら、撥ねてる髪に
触れてた
「…?なに?」
「いや、撥ねてる」
「あー気にしない気にしない」
「ってか…」
そういった香野さんは、
俺の髪に触れた
「吉見くんもばっちり
撥ねてるよー」
…かあっ
自分の顔が赤くなるのを
感じた
それをばれたくなくて、
立ち上がった
「ありがと!じゃあ俺
戻るから」
そう言って保健室を出た
絶対俺、おかしいだろ…