あかいハート♥


「野沢は、ずっと愛理と友達になりたくって、
愛理に憧れてたんだってよ。
だから、俺と協力して話しかける口実が欲しかったんだって」

「えっ?嘘でしょ!?」

「俺はずーっと愛理が好きだったから喜んで協力しちゃったってワケ」

「え?・・・・・え、じゃ、じゃぁもしかして・・・本気であたしのこと好きなのっ?」

「大好きだよ・・・。ゴメンな・・・。俺、どうしても諦められねェ・・・・。」




これって両想いですか??



「愛理、好き」

「うん」

「愛理は?」

「うん」

「うん、じゃ分かんねェ・・・。俺とキスとか・・、すんのイヤ?」

「イヤじゃないよ?」

「な、なんで?」

「好きだから」

「はァっ!!?」

「好きです、先生」

「ちょ、抱いてい?」

「死ねばいい」

「どーして!?」

「大好きだよ、せーんっせ!」

「あー、俺も好き。好きすぎてヤバイ~~~っ」




気づけばすぐ近くまで楓の顔が来ていて・・、




ドクン・・・

ドクン・・・



鳴り止まない心臓の音





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