彼が猫になる
ブルルゥゥ。。

車が止まる

いつの間にかもう

今朝でたあたしの家の前

降りなきゃ。。

ありがと。 楽しかったょって

言わなくちゃ

デモ車を降りるだけなのに

あたしの体ちゃんと動くので必死だった

ドアを閉める

ありがとって

手を窓越しに振った

窓が開く…

「なぁ うぶ」

ん?

「俺ら付き合おう」

あたしは笑顔で答える

『また、メールするね』

「お、おぅ!」

走り出した車をあたしは

見えなくなるまで見送った

え?

あたし何してんだろう

やだ。

いやだ。 嫌だ!!

あたし最低!

頭を抑え

そのまま地面にしゃがみこんだ

混乱で頭は自分の手で

ぼさぼさ

…ホントあたし最悪。。。



この日あたしはベッドに蹲り

珍しく熱が出た
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