誓いの言葉・高校編
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コート脇で試合を待っていると頭にポンと手を乗せられた

驚いて顔を上げるとそこには笑顔の隆文さんがいた


「瞳ちゃん、今浅井さんが岡本を連行していったんだよ。容疑は分からないけれど、これで俺達を悩ましていた件は終わったよ。

瞳ちゃんが俺の事まで心配してくれたからだよ。
ありがとう!」


「本当!? 良かった〜本当に良かった……

隆文さんも、これ以上苦しまなくて良くなるんでしょう?

やだっ! 涙が出ちゃうよ」


「泣かないでよ瞳ちゃん。
そんな反応見せられたら…俺…期待しちゃうよ……」


「へ?」


「……………次試合だろ?
頑張れよ!
明日の団体戦終わったら
会ってもらえる?………」


「明日?…………いいよ」


「俺、絶対優勝するから 応援して?」


ゆ 優勝〜!?
私は思わず口をポカンと開けてしまった




でもその後



本当に隆文さんは個人戦で優勝した


延長10分が過ぎた所で放った"突き"は、お手本の様に鮮やかに決まった
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