誓いの言葉・高校編
「てか ドアは静かに開け閉めすれよ」


「だって〜お兄ちゃんの気になる人なんでしょ?」


「はぁ?」


「試合に出る人!」


「………………………」

………
……

「あのな、話飛躍しすぎ。知り合いって言ったんだけど」


「この前ね、宝華高校で稽古したらすっごく綺麗で強い先輩いたの!」


「へ〜」


「でね、お兄ちゃん試合見に連れてって!」


え……試合?
み 見たいかも…でも俺が行ったら変じゃないか?

でも見たいかも

…………………


「…送るだけだからな」


「本当?キャーやった!」


亜美はカレンダーにでっかくハートマークを書いた


「なぁ…何でハートマークなんだ?」


「/////////良いでしょ別に」


「もしや男子の試合を見たいとか?」


「は?男子?………全く興味無いし」

じゃあ 何なんだよ

とにかくその日は彼女に会える


俺はただ佐久間瞳と言う女をもっと知りたいと思った
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