誓いの言葉・高校編
省吾さんは、笑顔で軽く手を挙げた



私は戸惑いを隠せないまま小さく手を振った



「合宿から帰ったら連絡くれないかな?お前を連れて行きたい所があるんだ」


「うん。わかった…メールします」



省吾さんは、頷いて

車を発進させた




車を見送りながら

省吾さんが、言った言葉

耳へのキスを思い返した







そのどれもが

決して嫌な物では無かった

むしろ




嬉しかった










省吾さんの事


"好き"なのかな





そう思ったら、省吾さんの気持ちが急に知りたくなった
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