ブルー
「そうやったっけ?」

「そうだよー!」


そんな会話をしていたら、いつの間にか駅について、何メートルか先では、准が眠そうに待っていた。


「じゅーんー!おはよう!」

「は?お前珍しくテンション高くね?何があったんかちゃ」


准は、うざったそうな目であたしを見るけど、知らぬふり。

だって、言えないよ。


『空と会うのに緊張して、朝早く起きた』

なんて。




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