ブルー
「じゃあ当てよっか?」

「うん、当ててみて?」


ちょっと…嘘でしょ?



「空と付き合い始めても何も変わらない。むしろ距離が遠くなった、ってことでしょ?」



花音は自慢気に、髪の毛をくるくるさせながらそう言い張った。


「う、うそー…なんでばれてるのっ!?」


本当に、あたしが悩んでたのは、まさにそのこと。

なんで分かるの?

ちょっと…怖いかも。




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