ブルー
そのあと、なんだか気恥ずかしくなって、沈黙が続いたけど、

一階に止まったエレベーターを見て、


「散歩、行かん?」


って、空が沈黙を破った。


あたしも、なんか自分のしたことを今更ながら、恥ずかしく思って、小さく頷いた。



「ここも、小さいときは毎日来とったよね?…懐かしい」

「そうやね。和菜、よくここで泣いとった」

「うそー!そんなことないやろ?」


ベンチに二人で座って、そんな他愛ない話をした。

空との距離は…20cm。


幼なじみだったときは、そんなこと気にせずに、くっついたりした。

なのに、何で今はそれができないんだろう…。



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