恋愛倶楽部 -love-
聞き耳を立てる真似なんてしてないよ。
聞こえちゃっただけだって。
「邪魔すんなよ。
あ?あぁ、勝手に頼んどいて、夜行くから」
やたら、めんどくさそうに話してる。
電話の相手、誰なんだろう。
って、別にあたしが気にすることじゃないか。
凪兎とは会ったばっかりで、お互い何も知らないんだし。
今日だって、一緒にいること自体すごい違和感だし。
「じゃあな、もう電話してくんなよ」
けど、どうして?
変だな。
誰と話してるのかって興味が猛烈にわいてくる。
「ねぇ凪兎、平気なの?
呼び出しの電話じゃない?」
直球に相手が誰かと聞くわけにもいかず、誤魔化し誤魔化し探りを入れて。
「大丈夫だよ。
夜行くから」
夜って……どこに?
「彼女の家?」
恐る恐る口にした自分に信じられなくなった。
これで頷かれたらどうしようとか、不安になってる部分に気づいちゃったから。
「だとしたら?」
「へ?だとしたら、って………」
困る……よね?
彼女いたら、困るよね普通。