不器用な関係
散々、巧に馬鹿にされても自分でも納得するほど葉月の事に関しては情けない俺


「だいたい、他の女にはクールでカッコイイと絶賛されるお前が、どうして葉月ちゃんの前では活かされないのか謎だよなぁ。」


腕組みをして真剣に考え始める巧


結果出た答えは


「とりあえず、なるようになるだろ。そのうち慣れるって!」


笑いを噛み殺しながらそう言われても、説得力はまるでない


結局、葉月本人を目の前にすると
『欲求・理性・忍耐・照れ』
といった感情を無理矢理に隠しこんだ無口な冴嶋渉という人間が出来上がってしまった



そうして付き合うこと4 ケ月
付き合いはじめから感じていた疑問が最近ますます俺を弱気にさせた




“葉月は俺を好きなのか?”


< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop