ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜





「ほんとだぁ!

夜景すごく綺麗!」



「メイやシュンやコウや

アキちゃんやユズトや

ツナやエマやレイちゃんにも

見せたかったなぁ」




子供が生まれてから

毎年家族旅行に出かけてる俺たち。

今年はどこに行くのかなぁ…。

いつも行き先を(勝手に)決めるのは

レイちゃん。

まぁ、毎年ベストチョイスなんだけど。






「ねぇ、まだこんにゃく屋さん

やってるかしら?

あなたお腹空いてる?」



おいおいおいおい…

さっき具合悪いとかいって

臥せってたのは誰でしたっけ?

さっき二人でお粥食べたじゃん。



「こんにゃくって消化悪いんじゃないの?」


「関係なし!食べたいと思ったときに

食べるべし!…これ、レイが昔言ってたの」



レイちゃんらしいな…。

子供たちに「レイお姉様」って

呼ばせてるだけのことはある。






旅館から少し坂を下って

ずっと一本道を進む。20M進んで

角を曲がるとさっき見た温泉街がある。

時間はもう9時過ぎだったけど

まだ温泉街は賑わっていた。




「あ、ほら。

まだこんにゃくやってる!」



急に早足になるユマ。

それを追いかけて、二人でこんにゃくを買い

店の前にあるベンチに座って一緒に食べる。




いつもは真ん中に子供たちが座って

俺の腕の中にはコウがいるんだけど。

今日は二人でこれでもかってくらい

密着して座った。

お恥ずかしいことに、俺、再び緊張中。









< 190 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop