ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜
少し歩くと、
夜景が綺麗に見える公園があった。
ベンチを探したけどなくて
薄暗い街灯の横にあった、
ちょっと錆びたブランコに腰掛ける。
ユマはブランコを漕ぎ出した。
「何回も言うけど、綺麗ー!」
楽しそうにブランコを漕ぐユマ。
いつものようなツンツンユマは
旅館にお留守番中のようだ。
今がチャンス!
俺は拳に力を込め緊張を紛らわせつつ
「あのさー、ユマ」
って話しかけた。
「ん?」
「あの…ありがとな」
感謝の気持ち。
まずユマに伝えておきたかった
大事な言葉。
「何?
私お礼言われるようなことしたかな?」
不思議そうに俺を見る。
うん、ユマは十分過ぎるくらい
たくさんのことをしてくれてるよ。
「この旅行のことも、
いつも家でやってもらってることも、
影ながら…時には表立って
俺を支えてくれてることも。
全部全部、ありがとう」