セナの冒険
「そうなんだ。こんだけ大きければ頼りになりそうだねぇ…」
「最初はこれでも皆チビだったのにな。魔物はさ、マスター…主人の魔力のでかさと、戦いの経験ででかく強くなってくんだぜ」
「魔力のでかさも関係あるの!?」
「ああ。ティーノは一生でかくならないかもな?気の毒に」
「そ…そんなことないよ!?ね、ティーノ?」
ちらっとティーノを覗き込むと、不安な瞳で私を見ながらクーと鳴いた。
「クッ…ぶっクックッ……」
何がツボにハマったのか、片手を口に当て笑いを堪えてる。
「そいつ、バリバリ不安だぜ、可哀相に」
「えっ」
感情が伝わったのか……!
またティーノを覗き込むと、今度は申し訳なさそうに目を合わせ、ピーと鳴いた。