【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』



ちょっと低音で優しい声の小島に


なぜかドキドキしてしまった。




「なっ…何?」






小島をちらっと見たら、頬杖をついて目を細めて笑っていた。



「俺ら、寄せ書き書いてないよな」





…あ゛っ





「てか、書くスペースないし。



あぁ…ここ、この隙間なら書けるかな…」



小島が頬杖をやめて、寄せ書きと落書きでいっぱいの旗の、ちょっとした隙間を指差した。





「名前しか書けないかもな」



そう笑いながら、小島は私にペンを渡してきた。





その小さな隙間に、私は名前だけを書いて、

ペンを小島に渡した。



すると、小島は綺麗な文字で自分の名前を書いた。






悠桃
斗叶





縦にふたつ並んだ二人の名前を見て、




なんだかちょっと



嬉しくなってしまった。








< 49 / 308 >

この作品をシェア

pagetop