好きなんだよ?
…。
…。
あー聞けない!!!!!!
何かいるって
言われたら
ショック受けそうだし…
でも、もし彼女が
いるんだったら
その彼女に悪いし…。
そんな私の
心の葛藤なんて
知らない翔ちゃんは
いつものように
楽しそうに話ている。
「お前、今好きなやついんの??」
…!!!
これは大チャンス!!!!!
翔ちゃんから
恋バナに持ってって
くれたー!!!
「好きな人はいないよ!!」
「翔ちゃんは彼女いないの??!」
私は慌てて
聞く。
翔ちゃんは
なんだか嬉しそうに
「いねーよ。」
って答えた。
何で嬉しそう
なんだろ????
でも、まぁよかった
彼女いなくて♪
「あ、腹減らね??どっか食べに行こうか。」
翔ちゃんって
相変わらず
マイペースだ。
「外食なの??家で食べないの??」
私は家で食べる気
満々で少ししか
お金を持ってきて
いなかった。
「いやー、お前に俺の料理食わせれねーよ…」
ボソボソと話す
翔ちゃん。
翔ちゃん、料理
苦手なんだ!!
何か翔ちゃんが
可愛く見えて
笑ってしまった。
「笑うなよ…まなか。」
じゃ、私が作る!
とキッチンへ向う。
冷蔵庫を開けると
あんまり材料は
なかったけど
これなら作れる!!