好きなんだよ?
私が料理している
間、翔ちゃんは
まるでお父さんの
ように様子を
見守っていた。
「指大丈夫か??怪我すんなよ」
どんだけ心配
なんだよ翔ちゃん(笑)
「もぉー、翔ちゃんお父さんみたいになってるよ!!邪魔だから座ってて!!」
私のお父さん発言に
ショックを受けたらしい
翔ちゃんは
おとなしくソファの
所に戻って行った。
それから15分くらい
たって、部屋中に
良い匂いが広がる。
「うわっウマそう。人が作ってくれたカレー食うの久しぶり!!!!!」
翔ちゃんはまだ
食べていないのに
子どものように
喜んでくれた。
そして、テーブルを
挟み向かい合わせで
座っていただきますを
する。
翔ちゃんは
スプーンからはみ出し
そうなくらい
カレーをすくい、
大きな口を開けて
スプーンを口に運ぶ。
2、3回モグモグして
動きが止まった。
「…もしかして、美味しくない????????」
不安になって
聞いてみると、
ゆっくり顔をあげて
「めっちゃ…うめぇ」
って満面の笑顔。
「はぁ~よかった!!!そんなに美味しくないかと思ったじゃん!!!!!!」
いつの間にか
半分以上食べてた
翔ちゃんは
「お前がこんなに料理うまいとは思わなかったんだよ。」
って…めちゃくちゃ
嬉しい♪♪