君と過ごした日々










「っはる、か」


「どした?」



「うち、ね、」


まだ嗚咽を押さえきれてない綾は、少し辛そうで。



「ゆっくりでいいから。」



「…っ、ん」



「……。」


黙って優しく頭を撫でれば、押し倒されそうな勢いで抱きついてきた。


「…っうち、智士に、」



…その名前が出た瞬間、なんか嫌な胸騒ぎがするのを感じた。



「…、もう、お前には、関係ねぇだろ、てっ」


「……。」


「拒絶、されてっ」


「……。」


「…うち、見ちゃっ、て、」

「…何を?」




「きすっ、してるとこっ」

「…っ!」



自分でも顔が引きつったのが分かった。


キスしてた?智士が?

…誰と?










< 132 / 162 >

この作品をシェア

pagetop