君と過ごした日々








「っ綾!?」


その声がうちの名を呼んだと思ったら、


ガチャッ


扉を荒々しく開ける音が聞こえた。家の中に入ってきたんだ。



「いやっ、」


自分の感情を、抑えることが出来ない。


「やっ…」


ただ、頭を押さえて蹲るだけ。


その間にも、足音は確実にうちのいる部屋に向かってくる。



「やめっ、こないでっ!」









< 151 / 162 >

この作品をシェア

pagetop