君と過ごした日々
「うぇー…、もうすぐ春香来ちゃうじゃんか。」
うぁー…
とか呟いていたら、
ピーンポーン
「綾〜?」
チャイムの音と、うちの名を呼ぶ声が聞こえた。
「………」
「綾ー、いるんでしょー?」
ピンポンピンポーン
「……だ、誰?」
どう考えても、春香の声じゃない。
野太い、男の低い声。
インターホンでは、普段の声と少し変わって聞こえるから、声で判別はできない。
モニターに映るその男は、キャップを深く被っていて顔も見えない。
「……っ…」
コ ワ イ
「綾ーっ!」
『綾?』
ピンポンピンポン
「………ゃ…」
ヤ メ テ
「いるんだろーっ?」
『居るのは知ってんだよ。』
ピンポンピンポンピンポン
「………ぃっ…」
タ ス ケ テ
「おーい、綾ーっ?いい加減出てこいよ!」
『おい、綾。いい加減にしろや。』
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」