君と過ごした日々


―――――――――……………

上も下も横も何も限界を感じないくらいの真っ白で何もない空間。

ここは…どこ?

『なぁ。』

誰かいるの…?

『お前、キモいよな。』

え…?

『絶対俺に近付くなよ。』

何が…。

『――――――――』

…どうしてそんなこと言うの…?


「…ぃ…ゃ、ぉい、綾?」

「ん…?」

智士…?


「ここどこ…?」


「救護所だよ。
いきなり叫んで倒れるから、マジ焦った。」


そっか…。

真弥と喋ってて、それで…。


「…っ…。」


「っおい!!」


ヤバい、頭痛い…。


「ちょっと、無理…。」


「死ぬな!!」














…は…?


「…ふっ。あはははっ!!!」


「な、何で笑うんだよっ!!」

「い、いや…。し、死ぬわけないし…(笑)」


なんでそんな必死なんだか(笑)


「う、うるせぇな!!
俺は心配して言ってんだぞ!!」


「ははっ!!ありがとう!!」


やっぱおもしろいわ、こいつ!!


「…///!!ばーか、ばーか!!」


「はい!?何でいきなりバカ!?」


「何でもいいの!!///」


「訳わからんし(笑)」


「……。」

やべっ!!拗ねた…?


「…智士?」

「……。」

「智士くーん?」

「……」

「さっちゃん?」


「てっ…!!………。」

ダメか。

ならば最終手段だ!!


「…さとこりん?」


「…てめえ…。
黙って聞いてればあれこれ勝手に言いやがって!!
死ねや、ゴルァァァ!!!」


「全く怖くないし。」


「……。
もう知らん。俺、拗ねてやる。」


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