(笑)なんですけど。
(嫌)なんですけど。

「綾瀬君。ちょっといいかな。」


今日もいつもの教室。


いつもの3人。


「綾瀬ってモテるよな。」


…いや、今日は4人。


「会長。邪魔です。」


「貴方、さちに近いわ。離れなさい。
そしてあの子達の相手でもしてればいいじゃない。」


「痛い!!」


あたしの足と清花の足が会長にクリティカルヒットした気もするが、、、


「気のせいでしょ。」


「私とさちの時間を邪魔するからバチが当たったのね。」


「あっち行けー。」


「…もういいし。」

そして2人。


「やっと離れたわね。
全くみんなあれを王子だなんて…目が悪いのかしら?」


「ホントだよ。
王子ってのは清花の彼氏様のことを言うんだよなー?」


「…まぁ、そ、そう、かも、ね?」


「真っ赤になっちゃってー!!
照れんなってー。」


「さち…殴るわよ?」


「…嫌です。ごめんなさい。
清花さんは照れてません。」



恥ずかしがっているのです。




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