(笑)なんですけど。

「…………。」


『…………。』


家を出て2歩。


『…早く入れよ。』


宍戸の表札のおとなりさんは綾瀬。


「だって。
なんかもったいない。」


『何が??』


「…帰ろ?」


『いや、だから君のおうちはここ。

you know??』


「…んなことわかってるっつーの。

ハァ…送ってくっていってんの。
空気読めよ…。」


『え、いいよそんな。
遠いし、めんどいでしょうが。』


「…俺が行くって言ってんだから問題ねぇだろ。」


『いやいやいや。
なんか申し訳ない。』


「ハァァァ……もう少し一緒にいさせろって言ってんだよ。

わかれよ、馬鹿。」


きゅん。


せーかさーん!!!
キュンだよー!!!

はにかみ具合が
どキュンだよー!!!


「…なにしてんだよ。」


『…報告だよ報告。

てかお前!!
んな恥ずかしいセリフさらっと言うんじゃねぇ!!

こっちが恥ずかしいわ!!』


「そんなん知るか!
お、俺だってハズいわ!!

…いーから帰んぞ。」


『ぉう。』



< 97 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop