あなたは過去に戻りたいですか?
第一章 不思議な店と水晶
「さいってい!大嫌い、幸一なんて…」

私は彼氏の幸一の頬を思い切り平手打ちした。

「ゴメン。絵理…。でももう浮気なんてしないから、俺たちやり直そう?」

痛そうな顔をして幸一が詰め寄ってくる。

私は横へすり抜けて無視し歩き出した。

「絵理~!」後ろの方から幸一が叫んでいる声が聞こえてきた。

でも私は聞こえないふりをして只ひたすら歩き続けた。
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