チューして☆ダーリン






学校に行く間、透くんはあたしの手をしっかりと握り何度も言った。



「僕たち付き合っているんだよね?」



「これでいいんだよね?」



って…



あたしはただ頷くことしか出来なくて、なにやってんだろうと思うのに後戻りも出来なくて。



そんな勇気もなくて。



ただ苦しいのに、一人になるのが怖かった。





脆くて弱くて…



こんなあたしを


先生は


透くんは


神様は





…許してくれる?











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