気まぐれ番長
ザワ…ザワ…ザワ…
んー?
なんだろ、なんかやってるのかな?
なにやら向こうが騒がしかった。
気になってあたしは騒がしい方へ進んで行った。
ドカッ
バキッ
すぐに足を止めた。
これは喧嘩だ。
関わりたくないからあたしは回れ右をした。
ドンッ
突然誰かとぶつかった。
「いった…謝れよ、あのじじ……あれっ!?」
さっきまで手に持ってた千円札がない!
あたしはバッとさっきぶつかった奴を見た。