いぢわる王子様
「だからよ……」


私は、自分自身に言い聞かせる。


「だから、今日学校に行って律にちゃんと伝えるの」


すぐるの事で傷つくのがこわくて逃げたこと。


誠先輩を好きになったと思い込んでいたこと。


まだ……。


まだ……。


「まだ、すぐるを好きなこと……」


イイナズケという存在がいても、好きな気持ちをとめられないこと……。
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