◇ 永遠 ◇


これは、私の精一杯の嬉しいって事だよ。



君は、気づいてくれるよね?



慌てながら、君は私の顔を覗き込む。



「渚?それってどういう涙?」



悲しい涙?



嬉しい涙?





そんな事聞くなんて、君はずるい。



私は涙をぐっと堪えて、頑張って口を上に上げて。



情けない笑顔を作りながら、君に言ったんだ。





「大好きで、嬉しくて泣いてるんです」



君を・・・ただ一人。














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