◇ 永遠 ◇




私はもう一度、あのときのように君の頬に触れた。





指先が少し触れただけで、君の冷たさが分かる。






温かかったじゃない?






まだ、温もりがあったのに・・。






今は、君の顔は白くて冷たくて・・。






まるで、氷でできた人形のよう。








「日向・・?」





名前を呼んでも、手を握っても・・。










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