桜下心中のレビュー一覧
5.0
抱えた痛みの先に、貴方が。
美しく繊細な物語が、読者の心を確かに震わせた。
一抹の痛みを抱えながら、読み進めていく内に。胸の中に、ハッキリと桜が散る様子が浮かぶ。
桜下心中。儚くて刹那ともいえる幸せが二人に残酷なまでに優しく降り注ぎ。二人は幸せだったのか。
共にいたかった、だけど二人はそれを選ばなかった。その選択肢は悲しくて、だけど仄かな温かさを生み出す。二人は救われなかったかもしれない、けれど不幸ではなかったのではないだろうか。
最後には、はあと溜め息が零れ。切なさとわずかな温かさに、泣きたくなる。
二人が願った、未来を。二人が望んだ、世界を。完成させることが出来るのは、読者だけなのかもしれない。
素敵な作品をありがとうございました。この作品に出会えてよかった。
……このまま時間が止まってしまえばいいのに
きみのこと、この部屋に閉じこめておきたい
この想いが、気持ちが、愛するってことなんだろうか。
それなら、二人はそれに食い尽くされるまで、このまま混ざり合うように抱き合っていたいと思う。
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桜の木の下から送られる、少し大人で少し切ない純愛ストーリー。
愛とは何か?
感じさせられるお話です。
二人なりの愛の形をご覧ください。
重い病を抱えた主人公と、 彼女を支える恋人の青年。 悲しく儚い純愛です。 美しい文章から伝わる、 二人のひた向きな愛や切なさに、心が締めつけられました。 桜の木に見守られた真っすぐな恋物語を、ぜひ。
重い病を抱えた主人公と、
彼女を支える恋人の青年。
悲しく儚い純愛です。
美しい文章から伝わる、
二人のひた向きな愛や切なさに、心が締めつけられました。
桜の木に見守られた真っすぐな恋物語を、ぜひ。
物語は悲恋の王道をゆきますが、レトロな世界観が逆に新鮮であることと、素晴らしい文章力とで読者を飽きさせず、最終ページまで一気に誘います。 佐恵と圭太が、強くお互いを求め、そして過酷な現実に苦しみ葛藤する様が見事に描かれ、読者の胸を切なく、優しくノックします。 儚さの中にも確かに存在した、僅かばかりの幸せに、悲しいけれども希望を見出しました。 素晴らしい純文学。
物語は悲恋の王道をゆきますが、レトロな世界観が逆に新鮮であることと、素晴らしい文章力とで読者を飽きさせず、最終ページまで一気に誘います。
佐恵と圭太が、強くお互いを求め、そして過酷な現実に苦しみ葛藤する様が見事に描かれ、読者の胸を切なく、優しくノックします。
儚さの中にも確かに存在した、僅かばかりの幸せに、悲しいけれども希望を見出しました。
素晴らしい純文学。