モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「くだらない話を貴方としているつもりはないの。さくさく本題を話して、別れようよ」


「せっかちだね」


「貴方と一緒にいる意味がないから」


「冷たいね。せっかく出会えたのに」


「心にもないことをポンポンと口にしないで。吐き気がする。お姉ちゃんを賭けごとの対象にしないで」


「それならもう決着はついてる」


「は?」


ハルが優雅に紅茶を口にする


「葵が賭けを降りた時点で無効になった。だからもう…賭け事のために葵が南先輩の傍にいるわけじゃない。好きだから一緒にいたい…その感情だけで傍にいる」


「そう…なら、それでいいわ。貴方たちが安易にお姉ちゃんを苦しめてるわけじゃないなら」


私は席を立つ


「もう行くの? お茶、全然飲んでないのに。僕の奢りだよ」


「奢りだから飲まないの。飲んだら最後。お礼をしなくちゃでしょ?」


私はにっこりと笑うと、鞄を肩に引っ掛けた


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