モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
カラオケボックスに入る


あたしは一人用の小さな椅子に座ると、後輩男は広いソファに座る


「何、歌う?」と後輩男が分厚い本をぺらぺらと捲った


「何が目的なの?」


「は?」


後輩男の手が止まる

パタンと分厚い歌手別検索の本が静かに閉じると、後輩男の顔がぱっとあがった


「貴方があたしを脅迫する理由が知りたい」


「付き合いたいから…ていう理由じゃ納得しない?」


「ええ、しない。だってあなたにとって何の利益もないもの」


「利益…ねえ」


「あたしと付き合うことで、取り巻きの女子を一掃したいっていう理由かとも思ったんだけど…違うわね」


「どうして? そうかもしれないのに」


「違うわ。貴方は女性にちやほやされることに、価値を見出しているから。女性に構ってもらえることで、自分が素晴らしい男だと勘違いしている」


後輩男の眉がぴくっと反応した

< 28 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop