猫殿さまのお嫁さん



「あなたが理介どのの花嫁か」


「え…」




おたおたしてたら




「きみがねえ…理介どのより私の花嫁のほうがふさわしいと思うが…」







なにいってんだ。



ここの世界ってなぞ。




「あ…別にウチ誰の花嫁でもないですから。…失礼します」



先へいこうとすると



強く手をつかまれた。





お付きの猫の召し使いたちもおたおた…
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