エクソシスト
始まりは白き世界に

歩み

―お母さん。
私、ここまで来たよ。


少女は門を叩いた。

しばらくすると門が開いた。

中に立って居たのは若い人の良さそうな青年だった。

「君が新しくロイスに来た…確か……」

「リンです。リン・ソルダー。」

「初めまして、リン。
僕はセシル・アングレイ。
エクソシストではなく、ここの作戦司令だよ。
…さぁ、お入り。」


リンは振り返った。

「さようなら。
…リン・ソルダー。」

人間だった頃の自分に別れを告げ、門を跨いだ。
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