†続†黒いスーツの王子様
私がマンションへ戻ろうとすると、真由は私の手首を掴む。



真由・・?


「もしかして…修さんの彼女さん??」

「……そうですが・・」


レオくんが真由に絡む。
真由はまだ怖い顔をして、レオくんの質問に答えた。



「やっぱり♪前に店の飲み会で修さんとしゃべった時、修さんが彼女だって言って写メ見せてくれたんですよ〜」

「………」


「へえ〜そうだったんだ!真由は私の親友なんだ♪よろしくね!……あ!」


すると、真由は私の手を引っ張りマンションの中へ入って行く。




「レ、レオくん……じゃあ、またね!」

「うんっ♪」


私は真由に引っ張られながら、レオくんに手を振った。






ウィ―――ン


マンションのエレベーターの扉が開く。




「…あいつ・・」

「え?」

.
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