白虎連合Ⅳ
「…離せや!!!!」
突然、背後から抱きつかれて。
私はその体を蹴って離した。
「きゃっ!!!」
振り向きはしなかった。
でも、振り向きざる負えなかった。
ちょっと待って、今の声。
今うちが蹴ったんて。
心臓が高鳴る。
ゆっくりと振り向いた。
「し、おり」
後ろで倒れ、わき腹を抑えているのは紫織。
力一杯蹴らなかったのが幸いだけど。
違う、そうじゃなくて。
今、紫織に手を出してしまった。
嘘、やろ。
.