彼とあたしの一週間
蒼空が中に一歩踏み入れると脇のヤクザの
人達が一斉に立ち上がってあいさつをする
あの大河もしていたのにはビックリだった
お父さんの目の前にまで来ると
蒼空は何も言わずに座ったので
あたしもあわてて蒼空の横に正座した。
「大きくなったな絢音」
そう、言ったお父さんの声は低くて
姿もオーラも、微かに残っている幼い時の
あたしの記憶とはこれっぽっちも一致していなくて、言葉が出なかった。