芽衣の恋愛論
1週間はあっという間に過ぎた。
将吾君は空港から真っ直ぐ私に会いに来た。
玄関のドアを開けると両手を広げた将吾君が勢いよく入ってきて私に抱きつきそうになったのを寸止めした。
あたしは体に緊張が走った。強ばった顔してたのかも…。
将吾君の顔も一瞬曇ったようだった。
「会いたかったよー。俺のこと忘れてない?」
喋り出すといつもの将吾君に戻った。
あたしは黙って頷いた。
将吾君がスーツケースから紙袋を取り出した。
「これお土産。」
そう言って手渡せられたのは、ブランド物の袋。
中には
綺麗な小さなハートのついたゴールドのネックレス、
「こ、こんな高価なの貰えないよ。あたしアクセサリー着けないし。」
「本当は指輪買ってこようかと思ったんだけどサイズわからなかったから。」
将吾君はネックレスをもつと私の背後に周りそれを着けてくれた。
「似合う。可愛い。」
嬉しそうに笑う将吾君。
別れ話しようと思ってたけど今日はやめにした。
急ぐことでもないし。
これから好きになっていくのかもしれないし。